レポート

第4回 デザイン思考の模擬ワークショップ②

神戸大学 学術・産業イノベーション本部 鶴田宏樹准教授による「システム・デザイン思考」の第4回。

前回に引き続き、デザイン思考のフレームワークを使って、模擬のお題でのワークショップに取り組んでみます。

What to make?(正しいものを作れているか?)を問い直す思考法
今回取り組むのが”ラピッドプロトタイピングとテスト”。
プロトタイピングには、新しいものを生み出すプロセスの特に早い段階で、「正しいもの(What)を作れているか?」を確認するという、明確な目的があります。
そのために、完成デザインによって実現されうるものの一部(機能や意匠など)を具現化してみて、それを検証をします。

例えば、「新しい時刻表示デバイス」として、「爪につけるデバイス」を考えたとします。
そのデバイスを装着して日常生活を送ることに違和感ないか?を確認するためのプロトタイプなら、画用紙で作ったものでも良いのです。

さて、ここでお題。
「新しいスマートフォン」のプロトタイプを計画します。
何のために作るのか?何を、どうやって作るのか?どうやってテストするのか?を具体的にデザインします。

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ここで、緊急事態発生。
明日、某大手企業社長が、「新しいスマートフォン」のアイデアを見たいといってきました。
今からできるプロトタイプを考えて、発表しなさい。

これは難問です。
2つのグループとも、身体や道具を使ってのプロトタイプに、苦しみながら取り組みました。

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限られた時間の中で、デザイン思考を活用することで、思考の発散・収束を、体感しながら学んできました。

次回は、考え方の根底にある”ロジカル思考”について学んでいきます。

―裏 話―

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本セミナーの開始前、1時間半ほどを活用して、スクール生による自主派生企画、「システム・デザイン思考”演習”」が誕生しました。
模擬ではない、各々の”自分事”のテーマをもちより、学んだフレームを使って思考してみる「演習」を実施しています。
テーマは、小学校の跡地活用に関すること。初回は、前回のセミナーで学んだ「ブレインストーミング」や「親和図法」を繰り返し活用し、思考を発散する時間。
“インサイト”らしきものも、いくつか見出しました。

ファシリテーター:はしだ