レポート

第5回 ロジカル思考

神戸大学 学術・産業イノベーション本部 鶴田宏樹准教授による「システム・デザイン思考」の第5回。

前回までは、デザイン思考を活用した、思考の発散・収束を、模擬ワークショップを交えて学んできました。
今回は考え方の根底にある”ロジカル思考”について、実践的に学びます。

価値創造の基礎の基礎にある考え方
イノベーティブな思考には、チームで協創する「デザイン思考」、ものごとをシステムとして捉える「システム思考」が重要です。
「ロジカル思考」とは、その2つの思考の根底に必須のもの。
目的に応じて、どのように状況や思考を整理整頓すれば良いのかをクリエイティブに考えることです。この考え方を身に着けていると、頭の中が整理され、相手にも考えを伝えやすくなります。

ポイントは、「多視点」、「MECE(各事項間に重なりがなく、全体として漏れがない部分に分ける分け方)」、「抽象度の認識と上げ下げ」、「構造化」。
主題に対する答えを「結論」としたときに、その「理由」がいくつも考えられます。その「理由」それぞれの根拠やそれにつながる事実が、いくつもの視点や、構造の細分化から考えられうるのです。

お題:篠山イノベーターズスクールに入学希望した理由を論理的に説明せよ
を、構造化して考えていきます。

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問題を構造化してとらえられることで、「いま、自分は(相手は)何の話をしているのか」、「何について考えているのか」が整理され、理論が”ロジカル”になるのです。
今回は、トレーニングさながら、みなさん苦しみながら頭を脳ませていました。

次回・最終回は、システム思考の概要とまとめです。

―裏 話―

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スクール生による自主派生企画、「システム・デザイン思考”演習”」の第2回。
前回の演習で発散し、”インサイト”を見出した「小学校の跡地活用」のコンセプトについて、新しい思考法「バリューグラフ」を鶴田先生にご指導いただきながら、「そもそもの目的、提供したい価値」に立ち返りながら思考を深めていきました。
すると、整理されて見えてきた、そもそものゴールは、「人生を楽しむ」…?

次に、「欲求価値分析」を用いて、小学校を取り巻くステークホルダーが、どのような価値や感情をもっているか?を整理します。
途中で時間切れでしたが、人によって様々な思惑がある中で、どのようなゴールを目指せばよいのか。そのソリューションに近づけそうです。

ファシリテーター:はしだ