レポート

第6回 商品作り2:篠山フィールドワーク

今回のテーマは「商品作り2:篠山フィールドワーク」

篠山の後川(しつかわ)地区に訪れ、地域の資源活用の取り組みや現状等についてお話を伺いました。

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まずは組合で管理されている茶畑を拝見。後川は篠山市と川西市の間に位置するのですが、篠山市内に比べると標高が少し高く温度が低いので野菜などの収穫時期は少しずれるそうです。

ご案内してくださった倉さん曰はく、こちらのお茶は斜面で育てているので大規模な機械は使用できず、代わりに手持ちの刈り取り機で収穫されるそうです。し

かしこの機械を使うには枝の高さを揃えなければならないので、一度は手で全てを刈る作業(台刈り)が必要で、結構な重労働のようでした。

実際、名産品の山椒やお野菜の収穫ピークと一番茶のシーズンが重なるのですが、人手が足りていないのでお茶は時期を遅らせて8月頃に台刈りをし、新茶は秋頃収穫して冬に寒茶を製茶されるそうです。

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↑山の斜面に沿って茶の木が植わっています。

その後、特産品加工組合さんに移動して、後川の地域の生産組合と、農産加工のあゆみを伺うお時間を頂きました。

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女性の方曰はく、「後川を支えてきたのは女性の手である。」ということで、細かい手仕事の沢山の部分を女性が担ってこられたそうです。実際毎年とても人気があり地域内の予約でほとんどが売り切れてしまう幻のぶどうも名産だそうですが、品質を保って栽培するには大変な手間がかかるので、量産するのは至難の業だそうです。

また、特産物加工組合の組合長は、「今の我々があるのは先人のおかげ。」と、先人の知恵に感謝の意を持ち、「昔ながらの製法で添加物を加えずに美味しい物を作る」こだわりを持って活動し続けてきたとを強く仰っていました。

自然を相手に四季折々の特徴を活かしたこだわりの商品作りもさることながら、パッケージデザイン、パンフレット作製から販路開拓までかなりの仕事量のかじ取りをされてきたという歴史に頭が下がるばかりでした。

しかし、結成から30年ほど経った現在、あらゆる設備が老朽化してきて新たに投資をするかどうかという岐路。そして若い担い手が減りつつあるという課題をお持ちです。

 

皆さんのお話しの中で厳しい状況も沢山伺いましたが、先人の知恵の他にも揺るがない後川の強みを知ることもできました。それはきれいな水と寒暖差です。水は全ての植物の源であり、誰も奪うことのできない貴重な資源です。そして寒暖差は時に人を苦しめることもありますが、果物などが甘みをぎゅっと増す力も持っています。

このような後川ならではの強みを更に活かして一緒に何かできないものだろうか…。しかしもっと深く知っていきたい。そう思わされるひと時でした。今回貴重なお時間を割いてくださった皆様、お忙しい中本当にありがとうございました。

 

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↑お話しを伺った後に周りの散策

記事:石塚冨貴(サポーター/1期生)