レポート

第6回 篠山の景観計画と土地利用基本計画

丹波の森研究所 研究員/篠山市景観室 室長 横山宜致先生による講義「地域の成り立ちと構造」の最終回です。

第4回・第5回で見てきた篠山の景観の特性を保全・継承するために今、どのような政策が取り組まれているのか。篠山市の景観計画や土地利用の計画について学びます。

篠山にあるすばらしい景観を、みんなで守り育て、時代に継承し、創造する。
そのために、篠山市で導入しているのが「景観法」です。
篠山市は、ほぼ全域が都市計画白地地域。用途の定めのない区域が存在するということは、それだけ無秩序な開発が行わる危険性を有しているとも言えます。
そこで、ルール(基準)が地域全体の価値を生むという考え方のもと、篠山市では、景観のビジョン(方向性)を示し、土地利用(ゾーニング)ごとの景観基準を定めています。

人口減少社会に向けたまちづくりへ
しかし、人口減少の進展に伴い変わっていく地域のくらしや景観の中で、まちづくりを考えていかなければなりません。
生活を豊かにするために、その地域に何が必要なのか、住民が自分事として真剣に話し合うことしかないと、横山先生は仰います。
議論は、今、地域で求められる展開や、地域のコーディネーターに求められることにも及びました。

全6回で、地域の成り立ちと構造を、地方自治と景観の側面から紐解いてきました。
イノベーターが、地域に入っていくのに必要な、地域やまちづくりへの洞察を深めた講義でした。

ファシリテーター:はしだ